2015年1月17日土曜日

人生修行☆経験、修行、学びの場・・・




琉球愛歌 ・ MONGOL 800



さて、某県の温泉旅館で、仲居さんをやっていました。
年末から。

そして、体を壊す、というか、
もう危ないな、と思って撤退することにしました。


地元に帰ります。



とてもとても、控えめに言って・・・
めちゃくちゃにハードでした。



まず。

私自身の美学としても
生き方としても、それほど、
「疲れた」とか、グチグチ言いたくないんですね。
どんな場所も課題と学びがあり、
人生の糧になる。という考え方だし
実際そう思って行動してれば、

その時は点、と点、のつながりでも
後から見ると、線になったり、

こういうことをやって
こういうことがわかるために、
あの経験があったのね!!!と

気付いてきた人生の繰り返しだったので、
基本的に、そうやってるんです。



が、
ここは、それを凌駕していました。


(注:ここで書いていることは、私個人の経験であり、
一般適用できる話ではありません。また、
ある日本のひとつの地域の、限定されたリゾート施設の話です。
あくまで、自己判断でお読みください)


そして、ずっとネットに接続できなかったので
キーボードを叩いて走らせることができなかったのですが、
やっとついに、
モバイル wi-fiが届きまして、
久しぶりにPCキーボードでブログを書いています。

facebookでつながってる方には
盛大になんでもぶっちゃけて書きまくっていたのですが、
とにかく、壮絶だった。私のこの人生経験や
生きてきた世界では考えられないような
前時代的な指導や、教え方、そして感情ベースの
研修でした。

ついに心身に限界が来たので、
ここを辞めていこうと今日も
病院の紹介状をもらってきた矢先の出来事でした。

そして、これまでの人生で、
これほど、直接友達に電話をかけまくったのも生まれて初めてでした。
他人に頼るということ、
他人の智恵を借りる、力を借りる、ということも
また、知りましたね。
関わった方、私がfacebookで危なっかしい書き込みを
ずっとリアルタイムでライブで書き続けていた様子を
応援してくださった方、
手紙や小包、メール、電話で励まして応援し続けてくださった
あなたに、本当にお礼を言いたいです。



そして、驚愕したのは、
私、10代のころって本当に友達がいなかったんですね。
でも、今ってめちゃくちゃに、たくさん
本音で、腹を割って、しゃべれる友達が
いつのまにか、いっぱいいるじゃん!!!・・・と。



高校時代、モノがしゃべれなかったし、
他人と関われるような状態でもなかったので
完全に、人間関係は信頼できるごく限定した目上の人だけと
関わっていた時があったんです。
幼いころから、社交的だった母には
「友達がいない!」ということを責められ続けて
(今思えば余計なお世話。笑 まあ、ひねくれた愛情表現)
きたのに、

今回、ピンチでヤバイ!となって
本当にたくさんの人に支えられて応援されました。


仲居さんの世界について。
私は、完全に


リゾートバイトで、
接客がやりたい、和服が着られたらいいな~という
お気軽ミーハー気分で行ったのですが、
それどころじゃなかった。


この修行、新人見習い期間中は
本当に自分の言葉がしゃべれないんですね。
「はい」と、「すいません」ぐらいだけ。

そして、ずっと叱られ続けられる。
びっくりしたのが、
私がある作業で時間が遅れたときに、
そこでのベテラン頭の人が、

ものすごい勢いで新人がいかにできないか、仕事の時間が遅いか、
やれ、と言ったことをやらないか、を
ぶちまけはじめたこと。

えええええ・・・・((+_+))
こんなマンガみたいな展開あるんだ・・・と
呆然としてしまいました。

その他、言い出すときりがないんですが。

もうね、叱られるのが仕事。
テレビのAD(アシスタントディレクター)みたいなもんです。
叩かれて、育つ職人の世界。

それでも、
一応、契約期間は投げたくなかったんです。

というのは、私は去年、つまり今年度に
教師を一度やめているので、

「途中で仕事を投げ出すのはやめよう」と思ってたんですね。

あと、小浜島(沖縄)でのリゾートバイトは、
なんやかんやで、すごく最初はキツかったけれど
今になってはすべてはいい経験だったんです。
魂レベルで語り合える、
腹を割って話せる、友達にも先輩にも恵まれたし。


なので、ここらでちょっと
お金を稼いで、貯めて、そして
世界一周の資金源にしよう、と思って
始めたんですね。12月中旬から。




まず、それが最初のつまづき。


年末年始は、温泉宿で一番のかきいれどき。

つまり、超絶忙しい。

なので、全員裏側の人たち、
人格変わります。もう、常に叱られ続けてて、


喰うか・食われるか。



教えられてないこと、
事前に言われてないことでも叱られる。
そんなのしらんがよ!!!

と内心絶叫したのは
何百回、いや、何千回も。
この短い期間で。

そして、更衣室でもどこでも、
常に噂話、
挨拶を忘れようものなら、叱り飛ばされる、


女性の、一番ドロドロした部分を見せられたようで、
ケンケンしててイライラ病が蔓延している・・・

ここに来た時、
あいさつしても帰ってこない人が多くて、
どうしてだろう?

と思ったのですが、

わかりました。

あまりに忙しすぎて(客室数が多い)
課される仕事も、分刻みとかで、
常にどっかで叱ったり怒ったりイライラしてる人がいて、

もう、余裕がない。
自分の中から、
余裕とか、自分を愛しむ空気や愛情みたいなものが
みるみる、締め出されていくんです。




それでも、いい学びをたくさんしました。

まず、英語教師だった時、
高校教師だった時に、
どうすればよかったのかが、本当にわかったんです。


同僚も、生徒の反応も、
親も・・・周囲の友達の反応も、
そんなものは、どうでもよかった。

どうでもよかった、というのは語弊がありますが、
要するに、優先順位としては二の次だった。

ただ、自分自身が英語の授業をよくするために、
自分の授業をよくするために

なんでも、やみくもにやってみればよかったんだ、と。

生徒の反応がどうであれ、
結果的に失敗されたり、
シラけたり、
思うような結果がでなくても。

そんなの、起こりうることだし、
そこで、こだわったり怖がり過ぎるところじゃなかった、ということです。

文部科学省とか、
いろんな方面から、言いたい放題いわれるんです。
学校の先生って。
でもね、現場の先生って、本当に努力家ですよ。
そして、個別にとても優秀ですよ。
その涙ぐましい努力を、バカにするな、と言いたい。
そして、言いたい放題自分が何も変わらずに、
ぬくぬくした場所で、黙って何もやらずに、
グチグチと自分ができない、やらないことを棚に上げて、
言ってるんじゃないよ、と言いたい。

まあ、要するに、気にするところじゃなかったんですよね。
今思えば。

それがわかった。



それから、ここに来て、
あまりにハードな生活、
そして仕事上で必要ないとわかると、
バッサリバッサリと切られてゆく人たちを見て、

両親と、連絡を密にとりました。
考えていることを、言葉で
肉声で、喉から、声から話すようになりました。


友人の一人が、某派遣会社の最悪な対応と、
社内いじめのような状況にあって、
辞めてゆく一部始終を見ていました。
嘆きも、全部聞きました。

今までの人生にないぐらいに怒りました。

最初は、その友人が辞めるんなら
私も辞めよう、こんな場所で
そんな人たちから、
仕事上の支持を受けて、やるなんて、と
思いました。


そんな思春期的な激情に
一時期かられもしました。


でも、、冷静になって、
淡々と仕事をすることにしました。

私は、仕事については、わからないから。


ここで私が組織を変えようとすることもない、と。
ただ、淡々と目の前の仕事をしよう、と。

尊敬できる、プライドをもって仕事をしている方も
たくさんいました。そういう方向のみをこそ、
見続けました。


でも、
閑散期に入ってきて、そしてお休みになって、

「燃え尽き症候群」だな、とわかりました。

最初の数週間は、アドレナリンを脳内でガンガンできて、
怒りや負けん気、意地で乗り切ることができた。

でも、いくら私の派遣会社が
きちんとした制度をしているとはいえ、
一週間後には首を切られるかもしれない

いつも、
あんた、もう首にするよ、
そんな働きではココではたくのは無理だよ、
そんな蹴り飛ばし方、脅迫され続けながらなんて
とてもではないけれど、私は無理。できない。


「あなた、こんなこともできなかったら、ここでやってくことは無理」
「派遣さんには、たくさんの時給をお支払しているのですから、それ相当の仕事をしてください」
「ボケッとするな」
(以上、マイルド表現でお送りしています)


と、面と向かってガンガン言われづつける。
もう、人間不振が入ってきました。


腰も肩も頭も痛い。
私自身も、イライラ病に蝕まれている。
あいさつされる方がイライラする。

だけど、お客様には笑顔で。
挨拶は丁寧に。

礼儀作法、手順には、
もう、何百、何千と言う単純作業ながら細かい順番が要求される。
忘れると、ガンガン叱られる。
人格乖離ですよ・・・



昨日も、寮の部屋のお風呂に入っていて、
廊下から話し声が聞こえただけで、

もう、恐怖感から耳をふさいでしまい、
寮の壁を蹴りだしてしまいそうな衝動に
襲われてしまい、


あ、もうアカン、と思いました。
慌てて外に出て、
全身マッサージを受けて、空を見たのですが、

マッサージした方も
あまりに私の身体がガチガチなので驚き。

仕事時間の長さにも、また驚かれ、
あ、これはあかんagain.




ここ数日、
すごく遠くの風景ながら
自分が首をつってるビジョンが浮かんできて
(私は、鬱状態になると、そういうビジョンが浮かぶ)

これは、思っているより私は、ヤバイ状態にいる、

もう、精神病の域に入りかけている、と。





離れることにしました。


マッサージを受けている最中も、
いろんな人が
すごい形相で怒っていて、
叱っている顔がガンガン浮かんできて、

あーしまった、引き受けてしまった
吸収してしまったな、と。


ここで働いた、
この仲居さんでの毒を
どんどんこの後、地元の名古屋に帰ったら抜こう、と思いました。





そして、



私はずっと、書く人だと思ってました。
書き言葉で、こうやってブログとかfbで書いていく人だと。

でも、今回
あまりに自分の言葉がしゃべれなくて、
ここまでフラストレーションが溜まるなんて、

そして、自分の言葉が
これほどしゃべりたかったのか、とわかりました。
肉声で、
いろんな人にしゃべりたい。
いろんな人の話を聞きたい、
腹を割って、本音で。



私の占星術の師匠、
小泉マーリちゃんが、
私の占星術のチャートを読んで、

「過労死の☆」「とにかく、むりやり力技で限界突破する」
「徹底的に沿うところまでを沿って行って、やってみる」


と、いみじくもズバリ見抜かれていたのですがそれをよく思い出しましたね、
恥ずかしいとか
もう、自分がどうみられて
どう感じられるのかとか
そういうプライドが
またどんどん、どーでもよくなって二の次になっていった感もあります。




よく、この仕事中、朝早く出勤し、夜遅く帰ってきて、
MONGOL 800の「小さな恋の歌」を聞きました。









広い宇宙の数あるひとつ
青い地球の
広い世界で

小さな恋の思いは届く




優しい歌は世界を変える


ほうら
あなたにとって
大事な人ほど
すぐそばにいるの








ここでの、人がどんどんrating(仕事評価)されて、
それだけのメガネで切り刻まれてゆくのを見て、

両親の愛とか、わかりました。
言葉尻じゃなくて、
そういう伝え方しかできないけれど
親世代は、心理学とかコミュニケーション学とか
今ほど発達してなかったし、
ボキャブラリーもそれだけしかもってなかったけれど、


親だから、
愛情から言っている、ということ。

・・・まあ、もちろん、
至近距離でいたら、ぶつかることも多いだろうけれど、

計算ずくで、ずっと
仕事仕事と叱られ続ける、

そんな関係を見たら、

もう、根本と質が全然違うことがよくわかりました。



そして、

私自身が、嫌でも認めたこと。

私はアタマがいい(笑)

経済的にも、DNA的にも、大変めぐまれた環境で育ってきた。
それは、先天的な部分も大きい。

確かに家の業もある。
親の癖もある。
私がこの仕事でミスしたり、パニックになったり、
感情・激情にかられて、暴発しそうになるとき、


どこか、自分の内側の冷静な自分は、

「この怒り方やパニックのなりかたは、母に似てる」
「この仕事の切り方や、感情表現の方法、行動は父に似てる」

と、思う視点がありました。
そういう俯瞰した視点が、やっぱりこの場所で
自分を救い続けたと思う。


それでも、
自分が潤沢に持っているもの、
私が持っている質をこそ、
この世に還元してゆこう、とも気づけた場所でした。



アウトバーンしかけたときに、電話をくださった、まりあさん。
友達としてもコーチとしても、鋭い斬り込みと盛大な応援をくれた、ひとちゃん。
大事なタイミングで大切なコメントのアドバイスをくださった、ふみかさん。
アイロンを送ってれたり、ずっと読み続けてる、さかもっちゃん。
温かいコメントと、驚異的な共感力をいつも教えてくれる、sisiさん。

小浜島メンバーのみんな。
私の大事なタイミングで返事をくださる、まつばらさん。
石垣島から応援してくれるよしみん。
素敵な年賀状を送ってくれた、ながたちゃん。
まっすぐに生きていいんだ、と教えてくれたミカちゃん。


派遣のアドバイスも、くれて、常に心強かった、しのちゃん。

蝶シスで、電話をくれたり、光通信で守ってくれた、まさよちゃん。
最初にボロボロの時から、鋭い視点をくれた、ひとみちゃん。
笑いに持っていこうとしてくれた、やまだみきちゃん。

仕事が大変で、その直感力からも、お互い苦労している、やさしすぎるけーにゃん。

・・・書ききれない!

そのほかにも、ピアノの恩師とか、教え子と連絡をとっているだけで
とてもとても助けられました。

どんだけ、ネットワークや人に恵まれてんねん、私、と思いました・・・・




神様、
そしてあなたに。

守って下さって、ありがとう!!!! 感謝!!! × ∞



















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